障害者家族のみまもりは大変。!んなことわかってるよ~という声が聞こえてきそうなくらい。うちの場合も例にもれず、失敗の連続。
それでも、ここ10年くらいで家族全体的には、かなり折り合いがついて、大きく崩れることはなくなってきた。
その経過と、そこからノウハウを積み上げることの大事さを実感しているという記事です。
今職場や家庭でどうしようもなく行き詰っている方といろいろ共有したい、という思いで書きました。ぜひご意見を頂戴したいなと。
障害者 一直線に回復は考えない。
前回分→ハック21 発達障害の子に何を教えるか生活に必要なものを積み上げる
一旦は悪くなることもあるし、何年分も戻ることだってあるかもしれない でも。。
ママが不調になってから色々なことがあった。家出をするたびに探しに行ったり、説得したり、健康マッサージをしたり。
夫婦で心療内科にかかってからも、決して順調ではなかった。
入院もしたりしたけれど、入院してさらにこじれることもあった。
それでも、ここ10年くらいで家族全体的には、かなり折り合いがついて、大きく崩れることはなくなってきた。
だから、ママが心配になったりするときは、そのつどこんな話をする。
「一直線によくなることはないし、よくなったり悪くなったりを繰り返してだんだんいい方向に向かっていくよ」
さらに。。。 ここからは自分の感想でことさらママには説明しないのだが、
思たとおりに行かなくても、失敗しても、取り巻きの自分には 失敗をもとに積み上げられたノウハウがあるし、その都度新しい発見もある。だから都度それなりに立て直せる自信がついてきたのだ。
ママの回復の道のリ(一部)
例えば、ママの回復に関しては、こんな流れがあった。
回復を目指して当事者会に参加→
軌道にのる。結構毎回楽しみにしているようだ。ところが→
参加者の言動で本人が馬鹿にされたと勝手に思ってしまい、行きたくなくなる。→
他の支援施設を見つけ夫婦で参加する。→
心療内科も近いしペースが作れそうだ。ところがところが→
いごごちはよかったが、どちらかというと自分の方が楽しんでいる→
だんだん行きたくなくなる→
行政の方でデイケアを紹介してもらう→
家から近いし、担当さんや利用者とも仲良くなって
ナイトプロラムにも行けるようになった。ところが。。→
かなり合っている感じだが、講座がだんだん食い足りなくなってくる。
こまかいトラブルも起きてきた→
いかなくなって、体調も壊し気味になる→
今度はリカバリー系の講座を教えてもらう→
夫婦で参加して、ママのコミュニケーションと学び、両方手が打てた。ママもいろいろ失敗経験があるので、ピアサポートにも興味を持ち、自分の悩みがよそ様の役に立つ感じがしてきた。
ここのところで、こういう成功と失敗の繰り返しが一番ありがたい手ごたえだ。これがある限り、うまく折り合いをつけていけると思う。
この項続く