前回分→ハック22 障害者 一直線に回復はしない 悪化した時のノウハウを積みあげる
あなたは、自分の子供が小学5年生にもなって3+7=11って言い出したらどうしますか?
その子はそれなりにお話もできて自分の気持ちだってそれなりに話せるのに。
身につかないものを勉強させるよりは他にすることが
特別支援学校に行っている娘に勉強を教えるときに最近考えることは、 なかなか身につかないことはほかにやりようがないだろうか?ということなのだ。
発達障害でいろいろ遅れている娘は今小学校5年だが、算数はいまだに掛け算をやっていない。
2ケタの繰り上がり、繰り下がりあたりを延々とやっている。
実は算数の計算能力については、ママと大差がない(ママはさすがに掛け算はできるが) おそらく、頭の中に計算を受け入れる要素が薄いのだと思う。
昔は特訓すればそのうちだんだん身につくのでは と思ったが、今は大きく回避、した方がいいのではないかと考えるようになった。
今はやりの、苦手なことは伸ばさなくてもいいという、アレだ。
そもそも、計算機やスマホの計算機能があれば、大体のことはできる。
だから掛け算だったら、 掛け算というのはそもそもこういうものという理屈をおしえたら、九九表を常にみれるようにして それをどれだけ正しくみられるかを訓練した方が、役に立つのでは?
九九計算もそうだけど、繰り上がり繰り下がりも、九九みたいな繰り上がり繰り下がりの一覧表をつくって それを見せるようにする。その見方、やり方を重点に教えるのだ。
機械がやってくれるんだから、機械の使い方をおしえればよい。
表に書いてあるんだから、表の見方をよおく教えればよいのだ。
もしかしたら8+7が一生覚えられないようだったら、身につかなくても いいじゃないか、
むしろ何かの助けをかりてできるようにするほうが彼女にとっての有効な勉強なのでは? と考えるのだ。