前回分:「文絵のために」1 ループものアニメをカードゲームに落とし込む?
「文絵のために」、「文絵のために2星見台高校の怪」二次創作の楽しそうな沼に入るために(もう動機が変なわけだが。。。)、夫婦で一生懸命プレイし、それなりにエンディングを達成してきた。
ここでは、なにしろネタバレすると超つまらなくなる(はずの)
この新感覚カードゲームの注意点を書いていこうと思う。
たとえ間違っても、やっていけば間違いがわかるから、下手に調べようとしない方がいいその理由とか、
このゲームの油断ならない細部のつくり(カードとか、エンディングブックとか)をとにかくネタバレにならないように攻めていこうと思う。
目次
BADENDがあるから、エンディングがもりあがる
「文絵のために」はゲームシステム、カード、などなどに様々な謎が組み込まれていて、BADEND的なことを繰り返しながら進んでいくゲームである。
BADENDというと、わざわざBADENDになるの?と思われるかもしれない。
でもそうじゃない!ということをよく説明しないと。。。
たとえば「ひくらしのなく頃に」で、最初っからラスボスがわかってしまって、雛見沢症候群の謎解きができてしまったらどうだろう?
あの全員の絆で運命を変えていくエンディングのカタルシスは得られないのではないだろうか。
「文絵のために」もまさにそれで、最初に引いた一枚で即ENDみたいなものをふくめて、とにかく何回はあんまりよくないエンディングをみなければならない。
でも、そこから少しづついい方向にいくためのヒントが得られていくのだ。
解釈まちがってるかもしれない?でも大丈夫そのままいこう
でも、それ以前のことで悩む方もいるかもしれない。
それはルールの細かいところがよくわからない!かもしれないところだ。
「そのかわりに」という文法や、様々な例外処理。
いったいこのときはどうすればいいのか?
その都度悩まなければならなくなるかもしれない。
でも、そこでググってはいけない(力説)
メーカーに問い合わせるならともかくググってネタバレしてしまったら元も子もなくなってしまうのだ。
われわれ夫婦がプレイした時もまさしくそういうことになったが、
「当座こういう解釈で行こう」でやっていった。
いくつかエンディングをみていくと、じっさいデザイナーが求めているプレイ条件が何となくわかってくる。
明らかに間違ったこともあった、でもそれによってプレイ方法を修正した時に「よくわかる」こともあったので、
できれば本当に何も見ないで挑戦した方がよいと思う。
エンディングは全部制覇を目指した方が。
何回かやると、どうやら最善の道筋が見えてくる(ような気がする)
すると、いかにも罠的なエンディングは最初からスルーというか無視してしまう方もいるかもしれない。
ところが、だ。
そういう、あえて地雷を踏むようなエンディングを通過することも、
このゲームでは必要だということが、わかってくると思う。
エンディングブックはとにかく全部制覇するつもりでやった方が楽しい。
「最初の一枚は好きなものをつかっていい」とは?
ルールブックに、「最初の一枚は好きなものをつかっていい」なんていう説明が出てくる。なんどやってもクリアできなかったら、一枚目は好きなカードを持ってきてもいいというのだ。
面白いゲームは、技術3:運7と言われる。
どんなに頭が良くても、ある程度運がないと、どうしようもなく失敗する。そういうゲームバランスを感じる。
だから、もう展開的に詰んだ。。。というときは途中でやめることも推奨されている。
その見極めが出来るようになれば、裏を返せば勝利条件が大体見えているということなのだから。
最初の一枚を好きなカードにしても、全然楽しめる(苦しむ?)と思う。
二人とも初見がベスト。。。のこのゲーム。どうやって拡散する?
うちはわりとまだラッキーなプレイができた、と思っている。ママが協力して何度もプレイしてくれたし、ネタバレもせずに済んだ。
この最初なにやっていいかわからないところも、ゲームデザインがあの「ラブレター」の作者カナイセイジ氏だという安心感でやり続けることができた。
※もっとも最初は理不尽展開にママも「カナイセイジ~」と何度もさけんでいたものだけど(^^)
そのおかげで、なんとかゲームもエンディングを迎えることができた。
しかし、この楽しいゲーム、どうやって流行らせるんだ?
やっているところを見せたら、仕掛けがわかってしまうし、いいからやってみてね、というのも雑なオススメ方法だと思う。
ちょろっと1、2回プレイしただけでは醍醐味がわからないんだよね。
我々の一人が文絵になって、だれかに武雄パートをやってもらって体験してもらうか?こちらは出来るだけ先読み行動をしないようにして。。。
ううむ悩ましい。でもこんなゲーム性なのにクラウドファンディングで朗読劇を上映したというのだから、やった人は本当に高評価だったというのが見て取れる。
はやく誰かをこの沼に放り込みたい。。。(^^)
まとめ
「文絵のために」ネタバレなしのオススメ記事を書いていった。
我々はそんな感じでかなり楽しめたわけだが、きっと、人によって楽しむツボが違うのかもしれない。
目新しいゲーム性を楽しみたいとなれば、もうオススメだし、
アニメのループものが大好きで、ボードゲームに目がないひとにもやって欲しいし。
そうこう書いているうちに朗読劇DVDも見ることができた。クラウドファンディングに乗っかれなかったのが本当に残念(3の時には。。。なんとか一枚かみたい)
その辺の感想も書かなければならない。
つづく