「文絵のために」1 ループものアニメをカードゲームに落とし込む?
カードゲーム「文絵のために」のレビューを書き始めます。とにかくネタバレするとつまらなくなるけど、書かないわけにいかないほどの盛り上がっちゃてますので。
アニメのループものを再現したゲームのシステム、二人プレイ専用であること。
まずは3~4回不条理なエンディングを経験すると、だんだんストーリーや、システムがわかってくるあたりを説明したいので。
ネットで検索できなくなったくだりも説明しないと!
「文絵のために」購入!
しばらく気になっていたカードゲーム「文絵のために」をとうとう購入した。
ネタバレしないようにレビューをしていきます。
うちは手持ちも少ないので、新しいゲームを買い込むときはかなり吟味するわけなのだけど、コロナ禍で在宅の機会が増えた今やるしかないと、購入した次第。
ストーリーは、女子高校生ヒロイン文絵の死の宿命を、もう一人の主人公武雄と協力して時間をさかのぼりくい止めるというもの。
登場人物の説明も、さらっとしたもの。
とりあえずやってみる。。。何なんだ?これわ
ルールブックを読み進め、準備をするけど、かなり難しい。
カードスリーブに使用するカードを入れる。効果を発揮するときに
はじめて裏面を見ることができる。
文絵が武雄の未来を表すカードを持って、武雄にひかせる。
武雄も文絵の未来を表すカードを持って、文絵にひかせる。
会話をしてもいいけど、お互いのカードの内容については話してはならない。
一回目のプレイでは、どうやって文絵が死んでしまうのかも分からない。
登場人物もいろいろ出てくるが、いったい何のためにいるのかわからない。
って感じでエンディングは当然バッドっぽいものになる。
でも、エンディングブックをみていると、なんとなく、こうすれば次のエンディングがみられるのかな?とあたりがうっすらとついてくる。
別の記事で書いた「ラブレター」の作者カナイセイジ氏によるものと分かったのは、わけもわからずプレイして何度も死んでから。。。
この不可思議なゲーム感覚は、納得だ。
ネットで調べられないタイプなんです。
ネットで攻略法を調べるのは、これに関しては極力避けた方が。。。
それは、ゲームシステム自体から初見の状態で楽しんだ方が楽しいから!
ループもののアニメって、たとえば「ひぐらしのなく頃に」だと、かなり序盤は、わけもわからないバッドエンドの連続の中で、だんだん情報が明かされていく。
そしてまんまと失敗を繰り返す登場人物たちにじれったい思いをしたり、
ここをこうすれば危機が回避されるのに。。。と考えさせられたりするわけなのだが、そういう雰囲気がゲームのシステムに落とし込まれているのだ。
こういうのが好きな人二人でやらなきゃならない。ところが。。。
ママがSOSを発信した!これは無理か?
ママはあまりにもわからない展開にふわふわしだした。
発達障害もあるから、曖昧な指示、目的がわからないものが超苦手。
でも、ジャンルとしては大好物だから、なんとかクリアしたいんだろう。
解説を求められた。
そこで、それなりに、カードの使い方とそこで想像されるストーリーを解説して、テンションを維持することになった。
説明すれば覚えるもの、この過程(を繰り返す!ゲームの進行でなんども見込みを修正しながら!)で、よけい楽しくなった。
最初は、とにかくバッドエンドを避けるのがやっとなわけだけど、
いかにも引いたら危険な事象のカード、組み合わせたら危険な人物を適切な順番で、うまく使いこなしていかない。。。というのがわかってくると、
もう一回!もう一回となるわけ。
沼が見えた!ネットは遮断!?
さらに、どうやら二次創作的なものが一部で盛り上がっているらしい。
クラウドファンディングでこのゲームの朗読劇を公演して、DVDを販売したとかいうのを見るに至って、
ネット情報を遮断せざるを得なくなった。
この超たのしそうな沼に足を踏み入れるためには、初見で1・2をプレイしなければだめだ!ネタバレしたら楽しくなくなってしまうではないの。
※アマゾンのレビューは、まあ見ても大丈夫。自分も最終的な購入はこの辺で決めたので、見てみてもいいかも。
アマゾンの商品リンクです。
つづく
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