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ママが三年ぶりの大崩れ。自傷願望も口にするが、三年前と違ったところ。。。
ママ、ここのところずっと調子が悪いんだ。
ここ三週間くらいママの体調不良がつづいている。
週末の当事者の勉強会、気晴らしのカルチャースクールとかの時はようやく行くのだが、 その反動もあるので、だんだんと消耗していった。。
そしてついに!
テレビを見てママにうるさくしている娘に自分が注意したきっかけで、猛烈にママの体調が急降下した。
頭痛を訴えたママに、いよいよ強めの頓服、眠剤を飲ませた。
しばらく寝てから、ママが話しかけてきた。
さっき「久々に手首を切りたくなった。。」と!!
思い出す、3年前のリスカ事件
三年前には泣きながら「1回切らせてくれたら納得するからとにかく切らせて!」と言われたことが脳裏をよぎる。
これだけ頑張って復調しても、何かの調子でここまでもどるのかっ。。と愕然とした。
でもよく聞いてみると。。3年前と違うところがあるんだ。
今回はちょっと違ったところがあって、「さっき猛烈に手首切りたくなった」という直近過去の感想というべき発言になっていた。
つまり(今は大丈夫だが)さっきは(危なかった。それは久々に)手首切りたくなった。ということだ。
ママは自傷行動を押さえこんだのか、そんな自分を客観視しているのか。。。とにかく今回は切らずに済んだのだ。
ほっとしたところもあるが、危険域に入ったことには変わりがない。
ここは語り掛けないと。
いろいろ話した。「つらいよね。。。ママは大変だけど、状況は決して三年前とおなじじゃないよ。」とママに話し出す。
できるだけ、成功体験を感じさせたかった。
「・・・三年前は、ポコ(娘)だって毎食栄養剤を飲ませなければいけなかったり、(娘は経管栄養を克服するため、そのころ鼻からチューブで胃に流し込んでいた栄養剤を飲む練習をしていた。)子育ても猛烈に大変だった。
でも今は三年の頑張りで普通にご飯食べられて、いろいろお手伝いしてくれるようになったよ。。だから、ママが少し悪く戻っても、ママの頑張りで我が家は全体的にはかなり進んだんだよ?」
以前の日記にも書いた通り、たとえもどっても、悪くなり直しても、それまでのノウハウの蓄積がある。
それに娘や周囲状況もかなりいい方向にいっている。でも、それをママが感じてくれるかは、別次元の問題だから。
ママはうなづいてくれた。
精神の平衡が保てなくなれば、入院するしかない。でもそうしたら3年前のように「投薬して放置」という名前の「処置」が待っている。
こちらが余裕をもって接することができる限り、訪問看護などをつかって、安定にもっていこうと思っている。
この先、一生治らないかもしれない。でも。
今回はどうにか抑え込んだが、次はどうなるかなんて分からない。そん時はそん時。
PTAのてんかん持ちの子のママも言ってたっけ。「24時間見守れないんだから、自分が寝ているときに不慮の事故が起こってもしょうがない」
そう、障害者の介護には、ある程度の覚悟と諦め、割り切りが必要なのだという落としどころだ。(これは自分は共感するが、人には決して押し付けられない心情だと思う。)
ただ、ママがこのまま何とか安定してきて、ピアサポートとか出来るようになって、時々起こる自分の精神の崩れをある程度自分で見つめられるようになれるようにもっていきたい。
障害者 ママの精神が久々落ちた 感情を吐き出すのはいいことだ