夫婦で綴る、趣味と障害の日々。

ハック10 障害者の発言に責任を求めない 傷つくのはお互いいや

前回分→ハック9 障害者 疲れ以外でもいろいろな物事で精神がすり減る疲れる

「お前がそういったからやってやったのに。。。」的な

 

ぎりぎりの状態で、思い通りにならないのは非常につらいというか記憶に残るトラウマになる。

 

数年前、ママの状態が非常に悪く、自分もその都度仕事を休んだり、「健康マッサージ」を頑張ったり、 薬をいろいろ変えたりしていた。

 

自傷行為もあったし、いろいろ危険なこともあったけど、当時、やはり入院は。。。避けたいと 思っていた。

 

そんな時、ママが「鳥を飼いたい」と言い出した。

 

昔インコを飼ったことがあって、インコを飼ったらインコの世話をして 頑張れるというのだ。

 

それでペットショップを探して、やっとのことでインコを2羽買った。手持ちのお金も少なかったからかなり苦労した。

 

でもインコを買ってから、結局一週間くらいでやはりどうにもならなくなりママは入院することになった。

 

やっぱりダメだったじゃないか!と思ったが

 

今思えば、自分の精神がコントロールできなくて医者にかかっているんだから、インコを買ったくらいで食い止められたら、 簡単な話で、そんなことで解決するはずもないと思うべきだったのだが、

 

当時は「言う通りにしてやったのに、なんで入院したんだ」と思っていた。

「学んだ」?いやどうしようもなくしかたなく「懲りた」結果。。。

 

今は、何か言われても、「それだけ状態がきついんだな」とか、言葉面の内容でなく、できるだけ心情をくみとるようにしている。

この正月、ママも状態が悪く、「ストレスが解消しない、収まらない」ようなことを何度も言っていた。

 

だけど今はストレスを発散しても なにか収まるわけではなく、なにかべつの欲求があると解釈した。

 

それで、靴屋につれていって、自分とおそろいのメーカーの靴を買うことにした。その結果、靴の性能に驚いたりしたことも あってずいぶん気分が上がってくれた。

思い通りにならないことはつらいのだが、それなりの意味はある。

もちろん、そのときどきでその意味をくみ取れるか。。それは別次元の問題だが。

この項続くハック11 障害者にとっての現実とは?現実を直視する前にする事があるでしょ