ママを「自然に」「無理なく」起こすための段取りとは
前回分→ルパパトFLTに発達障害のママと娘を連れていくためうつのパパがしたこと2 ルパンレンジャーVSパトレンジャーのファイナルライブツアーにいくため のあれこれ。
今回は、お出かけしてから、なんとか帰ってきて、帰ってきてから色々なことがわかって、それがショーよりもありがたい体験だった、という内容を 書き進めようと思っている。途中で区切るかもしれないが。。。
前日ママに飲ませる眠剤の効きによっては、猛烈に起こすのがつらいことがある。いままで、いろいろ焦って無理やりことを進めようとして何度失敗したことか。。。
そういう時はやむなくママを残してでかけることもあったが、家族の一体感はないし、それでママがとやかく怒ることはないにしても、 一緒に行けないのはかわいそうだ。
でも今回は違った。
ママが「私も絶対行きたいから、必ず起こしてね」と言ってくれたのだ。これはとてもうれしいことだ。
でもこれは自分にとっては「起こす時に ある程度の協力がとりつけた」、だけである。
うちの家族に関しては言行不一致を認めているし(参照→気分10 障害者の発言に責任を求めない 意図をくみ取れるかどうか)、「ママがそういったから無理にでも起こしたんだよ」と言ってそれを反故にして起こす、的な行動は 結局のところ遺恨を残す。
できるだけ根回しをして、自然な目覚めを促さなければならないのだ。
まあ、それでもできなかったときは仕方ない。ツアー参加そのものをあきらめる覚悟は自分もポコにもさせてある。
前日、ポコに読み聞かせをして寝かせてから、眠剤をのませて、効くまで(3~4時間)ママとアニメを一緒に見て、お話して、自然に眠るようにした。
ポコには早寝を仕向けたが、ママにはそうはしない。気持ち優先だ。
そして発進!!
前日までに固めた荷物、薬、おやつに、ゲーム機と携帯、充電器コードを持ち出して、無事に発進することができた。
バスに乗り、駅に。駅から東京を目指す。ポコは、スイッチでプリパラがやりたくてうずうずしているが、我慢させた。
東海道線に乗せて落ち着いてからと ママと決めていたからだ。
昔はそういう決めことでポコがごねたり、ママが「そんなはずじゃなかったのに」と泣き出したりすることがしばしばあったが、 今回は根回しのせいか、ポコも我慢してくれた。
東京駅で乗り換えようとしたとき、始発を待って座らせようとしたのだが、東京発だと思っていたのが 上野かどっか発だったようで、全員ボックスに座らせることができないというハプニングが起こった。
始発駅まで戻ることも考えたが、やめた。多分ママが「我慢するからこのまま行こう」というのだ。自然に意向をくんだ形に行動するのが常にベストだ。
娘を座らせて、ママは座らせられなかったが できるだけ手を握ってあげる。
やがて品川、川崎あたりで乗客に動きがあり、3人で座らせることができた。
ここで、できるだけ避けたい状況がある。。。
それは、「いかにも老人」的なお年寄りが近づいてくることだ。 ママは親切だから、そういうのを見ると、ほっとけない。積極的に席を譲り立ち上がってしまう。
そうなったら「パパがかわるから」といっても いうことを聞かない。
以前もそういう親切心で大きく消耗してしまうことがあった。(参照→気分43発達障害のママに発達障害の娘の世話をさせようとしたこと)
※「じゃあ、最初から指定席をとっとけば」と言われるのはもっともなご意見だ。しかしながら今回は持ち金の関係と、物販にあわせてできるだけ現金を温存しておきたかったので 普通の車両に乗っているのだ。
とりあえずそういうこともなく、ポコにゲームをさせ、ママの手を緩く握りながら、熱海を目指した。
ちなみに駅弁は高くつくので、ママと相談して、おにぎりやランチパック、お茶などを買い込むことにした。この辺で意気投合するのははオタっぽいなと思う。
それにしても、まあ前置きしてあるとはいえ、この回ルパパト自体の話が本当に少ないな。申し訳ない。
電車に乗っている間、娘はもくもくとプリパラのゲームをしているし、自分は自分でママの手を握りながら、次の段取りをいろいろ思案する。
思案するけど、自分の世界に入ってしまうとママが寂しくなるので、外から見える風景や、前回のライブツアーの話をしながら意識を保つという、適度な薄い緊張感を保ちながら、向かっていくのであった。
この項目続く。
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