障害者オタク スタジオ入りのつづき 感情の解放 瞬間振り切る 3
障害者オタク スタジオ入りのつづき 3
プロデューサーから収録の説明が続いた。
「いろんなセリフをとりたいので色々かえてみてください。大きい声はマイクからはなし気味で お願いしますね」
さて集まった人はいろんな種類の方がいた。舞台女優の人、朗読をやっている人 「ただのサラリーマン」と言っておきながら明らかにステータスを隠していそうな人とか。。。
そんな中でのいきなりの声の収録だ。
全開でぶつかるしかない。
なおかつ、これがオーディションの つもりで胸キュン的なボイスはあまり意識せず、とにかく(自分はこういう声質でこういう芝居ができますよ的な)大小いろんな声を入れてみる方針にした。
すすんでこういうところに来る人だ、さすがの発声だ。みんなさまになっている。
機会を逃せない!!これがだめなら次はないかも!
しかし、ひるんではいられない。自分にとってはこれがオーディション。
これでなにもなかったら、また介護の海にしばらく沈んでいくしかないのだから、必死だ。
でも体は緊張させてはいけない。基本脱力。必要なとこだけ、最大パワーだ。
もう脳内麻薬でまくりでブランクなんか関係ない。とにかく頑張った。
収録終わってから、プロデューサーが名刺と一緒にワークショップのチラシを持ってきた。
「現場では女性が多く、30前の人が無理やり老け声を出したりしているらしい、自分のようなのが 参加してくれるとありがたい」と。
ここで書いている通り、行政の助けを受けて障害者家族の見守りをしている自分だが、 ここはなんとか身銭を切っても参加したい気持ちになった。。
さあ、どうする?!
この項つづく。
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