気分31 障害者オタクのこだわり 最終回をみると終わってしまう

2019年2月24日

基本的気分31 アニメは最終回をみると「終わってしまう」

前回分気分30 障害者オタクのこだわり 自分の経験値が上るゲームが好き

まあアニメは好きだけど、どう好きか?の話

アニメは好きだ。まあ言わずもがなの話でもあるが、本当に好きなアニメというのは話の面白さもさることながら、キャラクターが生き生きとしていて、共感できるし、本当に生活感があるものだ。

 

昔、サンライズのロボットアニメで「絶対無敵ライジンオー」というのがあった。あとでスーパーロボット大戦などで「エルドランシリーズ」などと分類されるシリーズの第一作だ。

 

主人公たちはみんな小学5年生。ひょんなことからクラス全員で「地球防衛組」を結成して、異次元の敵と戦うというアニメだ。見どころは色々あるが、校舎からの発進シーンはあとにもさきにもないくらいのインパクトがあった。

 

教室は学習椅子机ごと司令室に変形、校舎、プール、運動場からもメカが発進。搭乗する小学生たちも意外なところから搭乗する、たとえば昔の教室なら必ずあった掃除道具入れロッカーとか。。。

ロボットも基本を押さえたカッコよさで、実に決まっていた。

 

ちなみに主役はアニメポケットモンスターのサトシを演じている松本梨香さんで、松本梨香さんはこのころからサトシの片鱗を思わせるカッコよさ。一時期男の子主人公を間嶋里美さんがやっていたのをほとんど塗り替えてしまうインパクトがあった。

ヒロインは吉田古奈美さん。ヒロイン枠ではあるが、地球防衛組の司令官であり、精神的支え。実に可愛かっこ良かったのだ、好きだった。

 

あとは、まるたまりさん。ナレーションもやられていて、更にロボットも操縦しいていわゆる、「弱虫だけど勇気を出して立ち向かうポジション」多くの感動を生み出した。

※敵役も魅力的だし、クラスの全員が恋愛対象。。。ちがうちがう感情移入できるほどキャラが立っていた。モブ生徒がいないのだ。

また小学生たちの学校生活も授業や学校行事も描かれ、当時社会人1年目の私は「ああ。。小学生の時にコレ見たかった」と激しく感情移入と現実逃避させてくれる作品であった。

まあライジンオーは別途掘り下げたいが、ここは「最終回をみると終わってしまう話」だ。

佳境に入って思いが募り。。。

 

まあそれ以外のことは別途書くが、とにかくライジンオーは自分にとってかけがえのない作品だった。

昔のアニメは打ち切りでもない限り1年間つづく。毎週楽しい日々が続いた。

そして、次週最終回という時に、録画だけして自分はライジンオーを見るのをやめたのだ。

「これを見たらライジンオーは自分の中で終わってしまう!!」強烈な思いだった。

見なければ、ライジンオーのキャラたちは、自分のなかで永遠に生き続けられる。。。

でも見てしまったら、物語は終わる。物語の完結よりも、自分の気持ちを優先したわけだ。

これも、じぶんらしいこだわりだなあ、と今は思う。

※ライジンオーは本当に現場や脚本家も盛り上がったみたいで「ライジンオー伝説化計画」というのもあったらしい。

また後年、声優デビューし思いがけず、声優まるたまりさんと共演してライジンオーのお話が伺えたり、

舞台に客演したおり、ライジンオー脚本家の園田英樹さんとお会いできたというのもかけがえのない思い出だが、それはまたの機会に。。。

 

この項目続く。気分32 障害者オタクは昭和のオタクが若者に馬鹿にされるか心配だ