リカバリーカレッジ三鷹を推す話。その2病名じゃない!まずは会話の雰囲気が楽しい。これが大事でしょ?

2020年3月4日

前回:リカバリーカレッジ三鷹のいいとこを書いていく話

今回もリカバリーカレッジ三鷹の感想を強力に書いていく。

リカバリーカレッジでは医者や支援者の立場よりも、本人個人個人にフォーカスをあてて、それぞれの苦労をくみとり、紐解きながら、新しい助けを考えていくという形について書いていきます。

リカバリーカレッジの感想をかかなければ、そのわけ

よくあることなんだけど、公式はイベントの掲載や、告知とかで忙しいので、

感想の類にそんなに力がさけないというかそれだけよんでも内実がわからない、つまり安心してリカバリーカレッジに行けないということがあるのでは、と思っている。

リカバリーカレッジでも当事者会でも、参加される方は、何かしら悩みを抱えている方が多いと思う。

同時に、話を聞いてくれる家族友人も少ないことも予想され、つまりは

リカバリーカレッジに参加して、私は大丈夫?

ということに悩んで参加に躊躇されたり、途中で帰られたり、うまく席につかれても、それでもいろいろその人なりの心配をされている方をよく拝見するし、

そういう自分たちも、「行って大丈夫だろうか?」といろいろな心配をしていたもの。

結果、われわれ夫婦には非常にありがたい居場所だいうことが非常に実感できたので、その辺のことをつづっていこうと思っている。

病名で自己紹介することはない!(しても、いいけど)

リカバリーカレッジはいろいろな講座があり、自分たちも、その講座すべてに参加しているわけではない。

でも、大多数の講座に参加して、三鷹リカバリーカレッジのイズムというか、方針雰囲気は大体共通したものがある。

例えば、「病名で自己紹介をしなくてよい、する必要がない」

というのがある。

ある、と思っている。

はっきりそう言われたことはないのだが、間違いない。

たとえば、ツイッターの障害者の方でプロフィールを見ると、統合失調症/糖尿病/精神2級/気分変調症・・・みたいに紹介をされている方もたくさんいらっしゃる。

もちろんそういうのを批判しているわけではなくて、リカバリーカレッジはそうじゃないという話をしたくて。

リカバリーカレッジでは、ことさら自分で言わない限り、病名で自己紹介をすることがない。

よくスタッフがする話で、その人は病院に勤めていらしたそうなのだけれど、カルテに病名が書いていると、

「ああ、この人はうつなんだな、統合失調症なんだな、という風にみてしまう」

話をよくされる。

※だからリカバリーカレッジでは病名で参加者にレッテルを貼ることがない、という意味合い。

リカバリーカレッジでは、病気は「あくまでその人の状態の一つ」としかとらえないからである。

まず、雰囲気を説明しないとなぁ

リカバリーカレッジでは、病気ではなくあくまでその人が直面している困りごとを扱うことが多い。

でもまず、雰囲気について話さないと。

他の参加者の意見だけど、こういうお集まりだと、なかなか初見の方、初めて参加した方がなじめないことが多くある。

いわゆるアウェイ感ってやつだ。

参加が長い方や、中堅どこの人たちとばかりスタッフやファシリテーターが盛り上がっていたら、はじめてきた人は「・・・」もしくは「はぁ?」となると思う。

そのアウェイ感が、リカバリーカレッジ三鷹ではかなり少ないようなのだ。

リカバリーカレッジは相談所やカウンセリングするところではないから、

まずはいろいろなお話をしたり、意見を聞いたり、いろいろな雑談のなかでだんだん慣れていただく印象を感じた。

まとめ:いい雰囲気のなかで、徐々にほぐれていったり、人によってはいろいろな気づきもありつつ。

基本的に言いっぱなし、聞きっぱなし、批判精神を押さえた雰囲気のなかでの発言は、

当然パスもありで言いたくないときは話さなくてもよい。

離席や休憩、飲食も(会場の制約もあるが)基本的にOK。

分数制限がある講座は少ないが、できるだけ多くの参加者に発言してもらおうと、スタッフが気配りをしている。

そういう中で、日常の出来事や、好きな食べ物の話とか、苦労話とかを聞いたり

(あ・・テーマが決まっている講座でも、結局こういう話のことしか思い出せないことが多い

それくらい会話が楽しいのだ

リカバリーカレッジ三鷹の雰囲気が、いくらかでも伝われば幸いです。

次回、行ったことのある講座の解説というか、印象・・・いかに我々が安心して参加できているかを語っていきたい。

つづく