ハック13 障害者の話はよく聞く 発達障害の娘の会話 傾向と対策

2020年2月19日

前回:ハック12 障害者のケアは手段と目的を変えていく

 

娘ポコの話。よくしゃべるんですが

娘がよくしゃべる。20秒おきに「パパママきいて」とはじまって、えんえんとしゃべるのだ。 好き嫌いもこだわりもある。甲高いし、嫌がっているときには時々悲鳴みたいな鳴き声も交じる。

 

娘はざっくりいうと発達障害で、ようやく言葉らしいいことが話せたのは5歳くらい。 しばらく「あんぱーん」「あんぱーん」しかしゃべらなかった。あとは何か身振り手振りで表現。

しばらく口腔外科のSTにかかっていて、ようやくサ行、タ行の子音も単音なら発生できるようになった。 そんな状態で話すものだから、非常に聞き取りずらく、まどろっこしい。

 

それでいて、現在11歳の娘はかなり複雑なことを話そうとする。学校の出来事や、学童の出来事、 知的の学童でお友達に追いかけられたり邪魔されたりしていくのがいやになった、とか。

 

また、早く寝なければいいけないときとか、ご飯の時間だから遊びをやめるとか、 なにか制止されたときの言い訳も色々説明しようとする。

ところが、ママも精神遅滞や気分変調症などがあるものだから、こっちも夫婦の会話は最優先できいてあげなければならず、 どうしても娘のはなしは一旦さえぎらざろう得ない。

話はとにかく聞く。そのわけ

それでも、巻き戻してでも「話は聞くから」といってできるだけ話は聞いてやることにしている。

 

それはなぜかというと、発語もままならない娘が話すということは、外国語の勉強をしはじめでどうにかこうにか言葉をつむぎだしている 状態と考えるだからだ。

そういう時に細かい言葉の間違いを指摘したり、ましてや発言そのものを否定したら、しゃべることも いやになりかねないと心配するからだ。

 

話を聞いてやることは、時としてきわめて疲れるし「精神元気成分(仮)」が大量に減りかねない。でも以上のようなことを 念頭において、娘の話はできるだけ聞いてやっている。

この項続く