ハック40 特別支援 肢体不自由校から知的校に転校して思うこと
障害のある子を小学校にいれるとしたら、多くの親御さんは、出来れば地元の普通小学校、じゃなきゃ特別学級で。。。と思うのではないでしょうか?
でも!なんです!
ことさら地元の市立町立の特別学級にこだわらず、(まあ取り巻きは地元に入れろと、うるさいだろうが)むしろ積極的に特別支援も考えたほうがよいかもしれない。。。
肢体不自由と知的学校を両方体験した我が家の体験を書いていきます。
前回分ハック39 発達障害ママのこだわりで友人が作れない。でもそれを肯定
肢体不自由校から知的校に転校。うぉ?それぞれの説明が必要か?
うちの娘は小学校の途中で特別支援学校の肢体不自由校から知的校に転校した。
肢体不自由校に行った理由は 行動監察の結果、落ち着きがなく、先生:生徒が1:8の特別学級では保たないのではないか、というのと医療的ケア (経管栄養)が必要という理由だった。
そして差し向けられた肢体不自由校は、電車で1時間半くらいかかるような県境の僻地にあった。
なんでこんな遠いところに 飛ばされて。。。という無念さが半端なかった。
しかも実家の両親からは「なんで地元の特別学級に いけなかったの?」と責められた。
(普通に聞かれているだけなのだが、いちいち小難しいい説明をする →わかってもらえない、なおかつ忘れる→また同じ質問を聞かれる。これが責め拷問でなくてなんなのだろう?)
以前養護学校と呼ばれていた特別支援学校。
その中でも肢体不自由校は、いかにも「障害者児童です」 って感じの児童が多かった。
8割くらいはみんな車椅子。そうでない児童でも、気管切開とか胃瘻だったり 車いすは使っていないが、歩行困難だったり。。つまり大体見た目でわかる系だ。
紆余曲折、努力の甲斐あって経管栄養を克服したとたん、転校をすすめられた。(このいきさつは別途詳しく述べるが)
それが現在の知的校だ。 急に困るな。。。と葛藤もあったが、医療的ケアが必要でなくなったら、肢体不自由校にはいられないのだろうと 思った。
知的に転校したら
知的に転校したら、かなり様子が違っていた。
肢体不自由校はどこもそうじゃないとは思うが、うちの通っていたところは、本当に校庭が小さかった。
運動会も、晴れていてもアリーナ体育館だ。つまり、大した運動はしない。せいぜい自立活動室でちょっとした運動、ストレッチ程度。
ところが知的校はグラウンドもそれなりにあり、とにかく運動。体を動かすのだ。毎日走りこむ。知的の児童は運動で才能を伸ばすんだとばかり、毎日の運動がさく裂だ。
おかげで、娘の体幹も良く鍛えられた。行政の相談員が、将来パラリンピックの選手になれるんじゃないか、とほめられたくらいだ。コミュニケーション能力や食事も本当に進んだ。
その代わり、勉強はほんとにゆるい。高学年でも一日ひらがな一文字。。。みたいな勉強をする。まあ自閉症の子は、毎日毎時間同じことをお話していたり、コミュニケーションがなかなか困難だったり、まあ人によって学習スピードがあるが、本当にゆっくりなのだ。
という感じで、かなり違っているところもあるが、共通点もある。学業よりも生活単元が多いのは同じかもしれない。
学校で、調理、洗濯、服のたたみ方とかボタンチャックの締め方を根気よく教えてくれるのは、特別支援ならではと思う。
さてさて、自分の見た限りの特別支援の印象を書いてきたが、どうだったろうか。
これから障害のある子を小学校にいれるとしたら、ことさら地元の市立町立の特別学級にこだわらず、(まあ取り巻きは地元に入れろと、うるさいだろうが)むしろ積極的に特別支援も考えたほうがよいかもしれないというのが今の感想だ。
ディスカッション
コメント一覧
同じ方がいないので書き込みしてしまいました
中1の娘も肢体から知的の支援学校へ今年入学しました
知的は重度で
歩行が介助なしでは無理なために肢体の学校へ
今つかまり立ち歩行も介助なしで少し安定し、てんかん発作も今はなく
知的重度で歩行が不安以外はなにもなく危険なケガをするタイプでもない、元気すぎて
小4から相談していても余裕なくか歩行不安をいわれお断り続けやっと
知的の学校へ入れました
周りも同じような方いらっしゃいましたか質問したくて
突然すいません
いえいえ、書き込みありがとうございます(^^)
障害理解が進んでも、個別のケースは「どっから誰に相談しようか?」
ということがあると思います。
うちも摂食や聴覚過敏や自尊感情や学習障害やらなんやかやで
そのつど悩みました。さらにうちの場合は「ママを精神的に安心させる」ためにも
かしこく立ち回らないといけなかったです(^^)
娘の学校ですが、最近医療ケア児童の受け入れも始めました。酸素関係で肢体不自由校から転校したお友達も
います。
おそらく、全国的に(医療ケア必要児童も希望があれば知的校で受け入れる?)そういう流れになっている感じがします。
学校では時々車いすの友達も見かけるようになりました。(一時的なけが対応や、関節などの病気などさまざまですが
とにかく「車いすにのった児童」をケアしている)
ブログでも書きましたが、「元気すぎ」みたいな要素がおありでしたら、
※ご心配のむき※もいろいろあるかと思いますが、
知的校で元気要素を伸ばされてもよいのでは。。。とは思います。
※ただし言わずもがなですが、「先生によって様々」なので、ある程度は先生に任せつつも、
お母さまが心配しているところは「しつこいかな。。。?」と思われても、
児童一人に対する先生の人数の問題など色々違うので、
コーディネーターや担任の先生と「回数かけて」ご相談されるのがよいのでは、です(^^)
ブログはあまり調べやすくできていないので(すいません)
他にも何かあればお気軽にどうぞ!